(出張のついでに大急ぎで見てきました) 陰陽師ゆかりのポイント

← 現在の一条戻り橋

 一条戻り橋です。堀川にかかる石の橋。阿倍晴明がこの下に配下の式神を隠したことで有名ですね。現在の堀川は農業用水にも負ける弱小河川。式神が隠れてたってイメージとは滅茶苦茶ギャップがあります。そんなわけで、最近の陰陽師本では判で押したように「貧弱〜」「貧弱〜」「貧弱〜」と評価されるかわいそうな橋。
 存在の希薄さ幽霊並のこの橋、念の入ったことに柳の木の下にあるんだな〜。かわいそうに。

戻り橋の下を流れる堀川(の痕跡) →

 式神はこのあたりに隠れてたんでしょうね。楓の木がこんもりと茂って雰囲気出ています。堀川そのものは、この上流でなんとなくとぎれてしまうようです。

← 晴明神社 鳥居

 晴明神社の、いわゆる「一の鳥居」です。工事中だったのがちょいと残念。この左手には、「陰陽師グッズ屋さん」。このお店の商品では、陰陽師グッズよりも、西陣の織り機のパーツが魅力的でした。お値段手頃なんですが、以外と大きく、荷物になるので泣く泣く購入断念。

これが初代の一条戻り橋 →

 晴明神社の境内にあった、「(初代)一条戻り橋」。だいぶ前からこの場所に移されてたみたいです。現在改修中。よく見ると、周囲の狭い土地にちまちまとジオラマのような地形が造られつつあるんですね。「当時の一条戻り橋を再現する」気と見たぞ。ちっちゃな陰陽師テーマパーク計画。

← 晴明神社(拝殿?)

 お賽銭箱の前に立って見上げると、屋根に燦然と輝くドーマンセーマン。周囲を見渡せば、御神灯、鬼瓦、御神酒徳利、いたるところに五芒星がみつかります。マニアならこれだけで大満足でしょう。やたらと金色、金色、金色、で成金趣味なのも、有名人の絵馬をうれしげに飾っているのもぜんぶ許してしまいます。
 許せないのは、「遙かなる時の中で」の記念スタンプなんか置いていやがったところ。いや、ゲームに遺恨があるというわけではなくて・・・(^-^。

おまけその1 上賀茂神社 →

 上賀茂神社です。陰陽道関連では、晴明よりこっちが本家。水の流れを基本コンセプトにした美しい神社です。社内を流れる、幾筋もの小川が印象的。小川からの上がり口には、すべて注連縄(しめなわ)が張ってありました。水系の、まつろわぬ神ってやつを鎮めてるんでしょうね(勉強不足でよくわかんないんですが)。ここの注連縄には、榊(さかき)が撚りあわせてあります。

← おまけその2 下鴨神社

 新幹線の時間が迫っていたので、ダッシュで拝観。ここのコンセプトは、「森林」です。社の参道がそのまま立派な林として残されているんですね。「短い木曽路」ができてると思っていただければよろしいかと。巫女さんが美人でした。こっそりお顔を撮影しようとしたら、すかさずデジカメの電池が切れました。神罰覿面(しんばつてきめん)。この神社の注連縄には、藁しべが撚りあわせてあります。なぜ? で、ここにもあったんだよぉ、「遙時」のスタンプ(ま、スタンプラリーだからね)。恐るべし、JR西日本。
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